和もみ(やわもみ)セラピストの万里です。
さて。今日は、
施術をするときに、『肘をピンと伸ばしたらダメ!』という話です。
教わった通り肘を伸ばして施術をしているけど、お客様の反応が良くない…今のやり方で良いのかな?
このような悩みをお持ちのセラピストさんへ。
施術をする時に肘をピンと伸ばすのを絶対にやめた方がいい!!

「もっと強く」と言われたときに、やってはいけないことがいくつかあります。
以前のブログで書きましたように、1つは『強く押す』こと。
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2つ目は、
『肘をピンと伸す』ことです。
親指から肩までを、真っすぐ一直線になるように。
そう教えられるようですが・・
これ。
絶対にやめた方がいいです!!
私は普段あまり『絶対』という言葉を使わないのですが、これに限っては絶対です。
なぜかというと・・
棒で押すような鋭い圧になるので、痛くて効いている感じはしますが、ほぐれないからです。
鋭い圧は、筋肉を傷つけるので、施術後にだるさが出たり、もみ返しになります。
そして、身体の防衛反応により、コリがどんどん固くなり、ほぐれなくなっていきます。
そう。悪循環がはじまるのです。
『肘をピンと伸す』のを絶対やめた方がいい理由のもう一つは、施術をしている自分の身体がつらくなるからです。
とくに、手首が腱鞘炎になったり、腕がパンパンになったり、肩まわりがガチガチになったりします。
つまり・・
良いことが一つもない。
■施術をする時は肘を少し緩める

やめた方がいいのは分かったけど、じゃあどうしたらいいの?
施術では肘をピンと伸ばすのを辞めて
肘を少し緩める
緩めすぎるとぐにゃぐにゃになって、圧が入りませんので少し緩めます。
肘を固めない
この意識の方がいいのかもしれませんね。
肘をピンと伸ばしたときと、肘を少し緩めたときの、自分の身体の違いを感じてみてください。
肘をピンと伸ばすと・・
肩が上がり、腕に力が入り、手首が固くなしませんか?
そこから、肘を少し緩めると・・
上がっていた肩が下がり、腕のチカラが抜けて、手首もしなやかになると思うのですが、
いかがでしょうか?
確かに。この施術は自分の身体は楽だけど、これでほぐせるの?お客様は満足するの?
そう思った方は、もっと身体の仕組みを知った方がいいかもしれません。
お客様とどう向き合っていきたいのか、セラピストとしてのあり方を考えた方がいいかもしれません。
「もっと強く」と言われたとき、身体に悪いと知りながら言いなりにするのですか?
お客様に自分の身体の状態に気づいてもらうことも、セラピストの仕事。
だと私は思うのですが、どうですか?
和もみの考えは分かる!できればそうしたいけど・・なかなか習ったやり方から抜け出せないのよ!
そんな方も多いと思います。
人の身体は、力を入れる方が簡単にできるので、難しく感じるかもしれません。
でも、施術では余分な力を抜いた方が、気持ちいい圧が入っていく感覚が掴めたら・・
強く押すことや力を入れることができなくなります。
まずは、自分の太ももで試してみてくださいね^^
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