私が強もみしない理由♪セラピストとして考えていること

和もみ(やわもみ)セラピストの万里です。

先日、ビジネスパートナーでもある夫から、

「万里さんが、強もみしないでほぐす理由って何?

強もみしないでほぐすって、ず~~~っと言ってきているから、なんとなくは知っているけど、どんな理由があるの?」

こんなことを聞かれました。

理由ね~。。

と言うことで。今日は、
『強もみしないでほぐす理由』を改めて考えてみました。

強もみをしない理由を知りたい…強もみするセラピストとしないセラピストの考え方の違いは何だろう?

このような疑問をお持ちのセラピストさんへ。

私がセラピストとして強もみしない理由

私が、強もみしない理由は・・

『その場しのぎで、やさしくない』からです。

接客業なんだから、お客様が言ったことには精一杯応えなきゃ!

そういう考え方もあると思います。

でも!

強もみしたら、お客様の身体はこんなことになっちゃうのですよ。

強い力で押したり揉んだりすると・・
 ↓

筋繊維、毛細血管が傷つく
血流、リンパの流れが悪くなる
 ↓

身体の防衛反応によって
筋肉や細胞が硬くなる
 ↓

身体の感覚が鈍くなり
もっと強い刺激が欲しくなる

どんどんエスカレートしていく、強もみの悪循環です。

私がサロン勤めの頃は、まさにこれでした。

良く来てくれるお客様ほどガチガチで強もみ希望。

超強もみ希望の常連さまなんて、どこが骨だか分からないくらいひと固まりに。

古くなったゴムのように、ヘンな硬さになっている方もいました。

お客様に言われるままに、その場しのぎでやっていたことも多々。

今でもあの頃のお客様には、申し訳ないことをしたな・・と思っています。

強もみしないでほぐした方が良いことばかり!

強もみは、施術をするセラピストも指が痛かったり、身体がしんどかったり。

多くのサロンでは、ほぐす練習ではなく、強く押せる練習ばかり。

どんどん硬く鈍くなっているお客様に、喜んでもらおうと頑張るけど、満足してもらえず・・

身体だけじゃなく、精神的にもしんどくなっていく・・

これでは、お客様の身体だけじゃなく、自分にもやさしくないですよね><

強もみしないでほぐすと・・
 ↓

無意識の緊張が緩む
血流が良くなる
 ↓

治癒力が働く
 ↓

コリがほぐれる
不調が根本改善していく

そして重要なのは、『施術をするセラピストにも同じことが起こる』ということ。

つまり、施術を受ける方も、施術をする方も、お互いがリラックスしてコリがほぐれていくのです。

これだと、自分にもまわりにもやさしくなれそうじゃない?

本当のやさしさって、甘やかすことでも、やってあげることでもないから。

リラクゼーションセラピストって何する人?

私が強もみを辞めてから、15年以上が経ちます。

強くできることが上手いという中、違うことをするのはなかなか大変なことですね。

「そんなんでほぐれたら苦労しないわ」
「強くできない言い訳だよね」
「理想だけど、実際やるのは難しいよね・・」

同業者からは、そんな風に言われたこともありました。

でも!

強いのが苦手なお客様からは、

「自分の身体をみながら合わせてくれているが分かるので、心地よく安心して身を任せられた」

ゴリゴリと強くないとほぐれないと思っていたお客様からは、

「はじめちょっと物足りない感じもしたけど、だんだんとほぐれていくのが自分でも分かった」

ほぐしてもらっても、すぐに戻っていたお客様は、

「身体が楽な状態が長持ちする。身体のつらさが減ったせいか、イライラすることが少なくなった」

色々と、いい変化が起こっています。

私がセラピストとして強もみしないでほぐす理由は、『その場しのぎで、やさしくない』のがイヤだから。

だって、セラピストって本来、良い方へ『導く人』だと思うのです。

例えるなら、スポーツ選手のトレーナーのような存在。

『和もみ』は、私が考えるセラピストの指標となるもの。

セラピストを長く続けるために必要なことを伝えています。

和もみ®の考えに共感してくださる方は、ぜひ!会いに来てくださいね^^

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