布団やホテルベッドでの施術のやり方【腰が痛くならない方法】

和もみ®セラピストの万里です。

さて。今日は、
「出張先のホテルのベッドでの施術で、腰が痛くならない方法はありますか?」

そんな質問にお答えしていきたいと思います。

布団やホテルベッドの上で施術をすると腰が痛くなる…腰が痛くならない方法はないかな?

このような悩みをお持ちのセラピストさんへ。

布団やホテルのベッドでの施術のやり方

この記事を書いている私は、強もみができない、指が痛いセラピストさん向けの講座をはじめて5年、300人以上の手技の見直しをしてきました。

このような経験を基に、布団やホテルベッドでの施術について書きます。

結論から先にいうと、腰に負担が少ない布団やホテルベッドでの施術のコツはあります。

ただし、施術ベッドと同じようには無理なので、ある程度の負担は伴います。

というのも、施術ベッドはセラピストがやりやすいようにしたものですから、同じように腰が痛くならないというは無理。

それでもある程度は軽減できるはずです。

実際に、講座での質問にお答えした内容を紹介しながら解説していきます。

・ホテルベッドのコツはこちらでも書きました

■布団やベッドでの腰が痛くならない施術のコツ2つ

先日、いただいたセラピストさんからのご質問。

出張先のホテルのベッドでの施術で、腰が痛くならない方法はありますか?

今回の名古屋の講座にも、タイ古式マッサージをされている方、お客様のご自宅にお邪魔して施術をされている方がいました。

急遽、ヨガマットをお借りして、施術ベッド以外の手技の見直しもしました。

布団やホテルのベッドでの施術は、施術ベッドでの施術よりも身体への負担が大きいので、

  1. 片足どちらかに重心を多めにする
  2. ロングストロークの回数を減らす

細かいコツは色々とありますが、まずはこの2つを意識してみてください。

布団やベッドで施術をするとき、膝立ちのような姿勢を取る場合は、

両方の足に同じように体重を乗せるのではなく、どちらかの足に多めに乗せるようにします。

例えば、押すときに右足に重心を多めに載せて、戻ってくるときに左足に重心を乗せるようにして動く。

こうすると安定した圧が入り、リズミカルな心地よい施術になります。

施術者のしんどさは、手から伝わりますからね・・

また、片方の膝は床につき反対の膝は立てる、立膝の姿勢も腰への負担を減らすことができますし、移動もスムーズになりますよ。

■布団やホテルベッドでのオイルマッサージ施術のコツ

オイルマッサージの場合、とくにロングストロークの手技が腰に負担がかかります。

例えば、仙骨から起立筋をなぞって、肩の方まで流れるようなロングストロークの手技は、3つに分解します。

1つ目を仙骨から胸椎10番目あたりまで

2つ目を浮肋骨あたりから肩甲骨まで

3つ目を肩甲骨の下あたりから肩まで

こんな感じで短い距離を繰り返して、ほぐしていくいきます。

そうすると、圧も安定して入るし腰への負担を減らすことができます。

とは言え、ロングストロークの手技も気持ちいいですからね。

オイルの手技は、施術ベッドでの場合でも、意識して動作をしないと身体にとても負担がかかります。

1(片足どちらかに重心を多めにする)を意識しながら、ロングストロークの手技の回数を減らすと、長時間の施術も苦にならなくなりますよ。

実際に、普段のどんな感じで施術をしているのか見せていただくと、

「それじゃあ、圧が入らないし、施術していてしんどいハズだよ・・」

「なんで!?」とびっくりするくらい、不自然で無理なことをしています。

自分の身体に合った手の当て方、身体の使い方、姿勢と動きで、身体への負担をなくしましょう!

和もみ®もお手伝いしますよ^^

これを知っていたら、施術ベッドがないホテルのベッドや布団のときも、自分の身体に負担なく、気持ち良い施術をしてあげることも可能。

セラピストの仕事は、身一つあればどこでも仕事ができるんですよね。

■布団やベッドでも指や腰が痛くならない為の練習

今回の名古屋では2日目に開催しました『スキルアップ講座』なら、和もみ®を知っているセラピストさん同士で練習ができます。

私からの指導を受けて、やり方を知る

練習モデルになって、受け手の感覚を感じる

強もみと和もみ®の違い、ちょっとした意識の違いでどれほど手技が変わるのか?

受けてみるとすごく実感できるようです。

さらに、他のセラピストさんが指導を受けて、姿勢や雰囲気が変わるのを見るのも気づくことが多いようです。

個別レッスンで一つ一つの手技を見直して、和もみ®仲間と練習することで、自信をつけていきましょう!

布団やホテルベッドでも身体に負担ない施術をするのに早く上達したいなら、こんな風に練習するといいですよ。

  1. 自分の身体で体感する
  2. やり方、仕組みを学ぶ
  3. 自分の現状を把握する
  4. 他の人の施術姿を見る
  5. 練習、実践を繰り返す

セラピストの手や身体に負担なく、お客様に喜ばれながら、収入を増やしていていく・・

ステキなセラピストの仕事を、長く続けられるように・・

和もみ®では、そんなお手伝いをしています。

■おわりに:名古屋のセラピスト講座を終えて

今週は、名古屋ではじめての和もみ®講座を開催しました!

1日目は、基礎講座
2日目は、スキルアップ講座

名古屋、三重、岐阜からも来てくれました!

「参加してよかったです!」
「名古屋まで来てくれて、本当にありがとうございます!」

「基礎だけでは、分からなかったことが、2日目のスキルアップ講座で納得!」
「モヤモヤがスッキリしました!」

お越しくださった皆さん、ありがとうございました!

また、9月くらいに名古屋で開催できたらと思っています。

要望があれば必ず開催しますので、リクエストくださいね^^

関連記事

  1. セラピストとして出来ないことが出来るようになる確実な方法とは…

  2. 施術の時間が足りなくなる原因

  3. お客様に合わせた施術をするコツ【同じ手技を繰り返さない】

  4. サロン勤めだからできるセラピストの独立の準備

  5. 練習方法のコツ【セラピストは習ったことだけでは上達しない】

  6. 施術の感覚がわかる方法【ズレは自分?お客様?】