和もみ(やわもみ)セラピストの万里です。
先日の企業研修を終えてから、色々と振り返りをしていました。
今日は、リラクゼーションチェーン店様へ
「こんな風に、和もみ®を取り入れてみてはいかがでしょうか?」という提案です。
セラピストが指や身体を壊して悩んでいる…セラピストが長く続けれるようなお店にしたい。
このような悩みをお持ちのリラクゼーション店様へ。
リラクゼーションチェーン店のセラピストが身体を壊さず仕事をする
リラクゼーションチェーン店様から依頼をいただき、8月末に新潟へ2日間の企業研修に行ってきました。
女性11名、男性6名、合計17名のセラピストさんが参加。
4~5名のグループに分かれていただき、4時間×2コマ×2日間で、16時間の研修を行いました。
前半は、和もみ®のことを。
こんな考え方で、圧の入れ方、力加減、ほぐれる仕組み、お客様との向き合い方について、
基礎講座でお伝えしている内容からお話させていただきました。
話だけ聞いても体感してみないと分からないよね!
と言うことで、お一人3~4分くらいずつ、椅子に座った状態で片方の肩で和もみを体感。
「圧の重さが1~3キロって、そんなにやさしくてほぐれるんですか?」
と言っていた方も体験してみたら、
「はじめは物足りなく感じたけど、だんだん感覚が出てきて、温かくなってきた」
他の方は、
「血が巡ってきたのか、指先の方までじわじわジンジンしてきた」
「強くないとほぐれないと思っていたけど、こんなに変化を実感できるならお客様にもやってみたい!」
と、興味をもってくれたようで、みんなで実際に練習です。
- 指の当て方
- 手の形
- 動きと姿勢
- 圧を入れるときの感覚
- どれくらい入れたらいいのか?
- ほぐれていく感触
今までにない感覚や変化を、楽しみながら練習してくれました。
■セラピストに負担のない身体の使い方に見直し
今回のリラクゼーションチェーン店研修の前に、参加希望のセラピストさんに事前アンケートを送っていただいたのですが、
ほとんどのセラピストさんが、指や手、肩や腰などに不調を感じていました。
- 関節が柔らかくて指も肘も反ってしまう
- オイルマッサージをすると、必ず腰が痛くなる
- つらいのが日常になっていて、毎日シップを貼っている
- 慢性疲労で眠れない・・
などなど。
私に依頼をくださったリラクゼーション店運営側の方々も、現場のみんながこんなことに悩んでいたなんて・・と驚いたようです。
研修の後半では、皆さんの身体の使い方をチェックして、負担のないようにアドバイス。
最小限の力で、コリをほぐし、お客様に満足してもらえるように、ポイントを見つける練習。
さらに、一人ひとりの質問にお答えしていきました。
- 肩甲骨まわり、肩甲骨の動かし方
- 五十肩などの肩関節へのアプローチ
- あお向けでの首のほぐし方、指の当て方
- うつ伏せでのふくらはぎのラインがよくわからない
- お客様にどうやって伝えたらいいのか
などのセラピストさんから質問がありました。
私からは、
肩甲骨まわりをするときに、腕を後ろにするのはあまり意味がないよ
起立筋の123線の1線は、あまり気持ち良くないよ
踏ん張ったり、ベッドに載ったりしても、奥まで押せたりしないよ
といった、和もみ®講座でアドバイスすると、みんなによく驚かれることも伝えてきました。
和もみ®からリラクゼーションチェーン店様への提案です
1、セラピストの手や身体に負担のない身体の使い方に変える
強もみをするにしても、和もみ®を取り入れるにしても、セラピスト自身の手や身体を壊さないことです。
和もみ®のやり方なら、手技の形や手順を変えなくても、セラピストの手や身体への負担を減らすことが可能です。
2、強もみしないほぐし方をメニューに加える
リラクゼーションチェーン店には、色々なお客様が来ますので、強もみもできて、和もみ®もできたら手技の幅が広がります。
強もみをしない。じゃなくて、こういうのもできますよ!と言った方が、お客様も喜んでくれるのでは。
リフレクソロジーやタイ古式、アロマのメニューがあるように、圧の入れ方が違うメニューにしてみてはいかがでしょう?
- グイグイほぐし60分
- じんわりほぐし60分
といった感じに。
それから、
3、強もみのエスカレートを止める
これ以上強もみガチガチにならないように、エスカレートしていくのを止めませんか?
お客様の求める強さでやっていたら、どんどん固くなって、どんどん強もみになっていきます。
更に強くしないと満足してもらえない・・セラピストの身体の負担が増え壊れていく・・悪循環です。
お客様が求めてくる8~9割くらいの力加減にしましょう。
「もうちょっと強くてもいいけど、これはこれで気持ちいいよ」くらいの加減で。
そうすると、身体の本来の柔軟性と感覚が戻ってきます。
セラピストみんなが身体を壊さずに、やりがいをもって楽しく働いてくれたら・・
和もみ®の、万里さんの考え方想いに共感して・・
と今回のお話をいただきました。
手法の一つとしてではなく、私の思いや和もみ®の考え方、あり方までも必要としてくださったことがとても嬉しくて、伝え続けてきてよかったな~と思いました。
こういうリラクゼーション店が増えていくといいな~
その場しのぎの気持ち良さや満足ではなく、
5年後10年後も身体のケアを任せてもらえる、そんなセラピストになりませんか?