セラピストに痛いって言えない・・その原因は強もみから

和もみ®セラピストの万里です。

本日は、セラピストに「痛い」と言えない理由について解説していきます。

「セラピストに痛い」って言えない原因は強もみ

さて。

これを言ったら、この人どう思うかな?

そう思って、言うのをためらったり我慢してしまうことってありませんか?

以前行った、タイ古式マッサージ店でこんな残念なことがあったのです。

聞いてもらえますか?

はじめに、力加減はあまり強くない方がいいと伝えて施術がスタート。

なのに、いきなりグイッと押されて、反射的に身体に力が入る・・

(だからはじめに言ったのに)

「ちょっと痛いです」と伝えると、「あ、すみません」との返事。

途端に、ぎこちない揉み方に。

筋肉じゃなくて、脂肪をごにょごにょされている感じで、ぎこちないテンポ・・

しばらくすると、またグイッ!

「痛い」

「あ、すみません・・」

また、ごにょごにょぎこちないテンポ・・

なんで、一定の力加減で続けられないの・・?

痛くて身体に力が入っているのに、それにも気づいてくれないし・・

無言になっていくし・・

なんだかセラピストさんに申し訳なくなってきて、もう「痛い」って言えない・・

私の心の中は、

「あ~なんか、もったいないな~。ちゃんと教えてもらえてないのかな?」

●セラピスト研修では強もみの特訓ばかり

サロンの研修では、強もみに応え続けてきたので、強もみ以外の方法を教えられる人が少ないようです。

先日の和もみ基礎講座に来てくださったセラピストさんも、力加減について悩んでいました。

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職場がまさにいただいたメルマガのように「効くでしょ」「痛いでしょ?」的な人がうまいと思われてる空気になりつつあります。

新卒の子たちも本社で強い人に習い練習も硬い人が台なので、その人が「効く~」っていう強さを目指しています。
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「痛いのが効く」ことだと勘違いしている施術者は、多いんじゃないかな?

私も知らない頃は、お客様が痛がっていたら強く押せている証拠だから大丈夫。そんな認識でした。

お客様にも、「固いですからね~痛いですよね。これぐらいやらないと、ほぐれないですよ~」とか言ってしまうから悪循環ですね。

お客様の身体は、どんどん固く、強固なコリになっていきます。

セラピストは、もっともっと強くしなくてはならなくなります。

さらに、強もみの特訓をしないとなりません・・><

そうならないために、強さじゃなくて気持ち良いと感じてもらえる技術を身に付けていきましょう!

●強もみマッサージは痛いから苦手

強くしないとお客様に喜んでもらえない。と言うのは、思い込みかもしれません。

実際に、「マッサージに行ったら痛くて、でも痛い方がほぐれるかと思って言えないで我慢してた・・

次の日に揉み返しみたいに返ってつらくなったことがあるから、マッサージ苦手なの」と言う人は少なくありません。

こう言う人は、もう来てくれませんよね?

結果的に、強もみのお客様ばかりが残ります。

強もみのお客様だけじゃなく、そうでないお客様にも対応できる技術を身に付けたら、指名のお客様が増えそうですね^^

●なんで、セラピストが一定の力加減で続けられないのか?

ちょっと別の話になりますが、

以前、サロンに来てくれたセラピストさんからこんなことを聞かれたのですが返事に困ったことがあります。

「万里さんが今やっている力加減って、万里さんの中での強さレベルどれくらいですか?」

強さレベルって何???

その方は、あのお客様はレベル3で、このお客様はレベル5で・・って、強さレベルを、お客様によって変えているとのこと。

言わんとすることは分かりますが、私はその視点で考えたことがありませんでした。

そもそも、私は握力や腕力などの「力」を使って圧の調整をしていません。

私の場合は、お客様の身体が、必要としている力加減(刺激量)に合わせています。

使っているのは、力ではなく重さだし、どれだけの重さを使ってどの深さに届けるのか、それで調整をしています。

だって、力の強弱の比較って難しくないですか?お客様の身体の弾力も違うので、比較できないように思うのですが・・

だから、強くなったり、弱くてぎこちなくなったりするではないでしょうか?

だから、お客様の身体に合わせて調整が出来ないのではないでしょうか?

●強もみでコリを柔らかくしようとしない方が、ほぐれる!

パソコン作業って、首が固まる…動画の編集で、お疲れの夫。

首肩周りを施術してあげたら、喜んでくれました^^

動画はこちら⇒https://youtu.be/mQf-3HihOLs

固まった筋肉がほぐれるには、「ああ~気持ちいい~」って感じることが大事!

それも、頭じゃなくて、身体が「ああ~気持ちいい~」と感じることです。

頭は、疲れたときほど刺激的なものを欲するから、セラピストとしてはお客様の言葉よりも

お客様の身体の声に耳を傾けるようにしましょう。

身体が喜ぶと、ふっくらほぐれていきますよ。

強もみのお客様にも、「痛い」と言えないお客様にも、喜ばれるような技術を身に付けませんか?

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