ども!マッサージ好きのマサです。
いずれは、セラピストをしながらリラクゼーション店を開業したい。そこに向けて何をしたら良いのだろうか?どんな準備が必要なの?
これから、リラクゼーション店開業に向けて、今からすべきことを知りたいです。
こういった疑問に答えます。
■セラピストが開業して失敗する原因
この記事を書いている私は、求人媒体10年、クーポン雑誌2年、WEB媒体5年間、リラクゼーション店の開業のお手伝いしてきました。
現在は、リラクゼーション店セラピストスクールを手伝っています。
セラピストの開業に関して、実体験に基づいて解説します。
結論として、開業して失敗するセラピストは集客で失敗しています。
というのも、集客に関して軽んじている人が多く、売上があがらなくて失敗しているから。
どんなに技術があろうと、またリラクゼーションサロンで指名を取っていようと、開業した後に集客ができないと失敗します。
実際に失敗をしたセラピストの例をあげると。
□失敗例①:集客をクーポン誌に依存
激安マッサージ店が出始めの頃、技術を習得してスグに、店舗をはじめたセラピストさん。
店舗の場所は渋谷、マンションの一室で2ベッドのお店でした。
そのマンションは、外看板を出せません。
ですので、集客はクーポン誌やWEB媒体にするしかなく、結果、月に10万円近くの広告費。
固定費で家賃+広告費10万円。
でも、広告での集客は月に7万円程度の売上。
すぐに、赤字がかさみ半年で閉店しました。
どんなにブームに乗ってようと、集客を媒体頼みにするのは危険です。
集客を媒体に依存する際は、地域性を鑑みながら費用対効果を考えないといけません。
□失敗例②:リピート対策の工夫をしない
広告媒体の効果も良く、新規集客には困ってないセラピストさん。
リピーター対策をしようと、カードやアプリを導入しました。
でも、リピート率は悪いまま。結果、新規頼みの集客でした。
こちらが失敗した理由は、リピート対策が有効であるか?を検証し改善をしなかったこと。
結果、一年で閉店になりました。
よく、会員証は3回で完結した方が良いとか、アプリにして効率よいとか、リピーターへのアプローチは沢山あります。
でも、そのお店に良いかは実際に運用をしてみて分かる部分が多い。
大切なのは、運用をしてみて、なぜ?リピートしなかったか?を分析をすること。
そして、悪ければ改善をし、対策を練り、実行をし、また分析をする。
PDCAを回さなくて失敗した例です。
セラピストが開業して失敗したくないであれば、「新規集客」と「リピート」を考えなければなりません。
前記以外にも、大型店では人員問題、管理問題などで失敗した例もありました。
それでも、この二つの課題は全ての店舗に当てはまりました。
結論、お家サロンであれ、大型店舗であれ、開業セラピストに大切なのは、「新規集客」と「リピート対策」です。
■開業に向けてセラピストがやるべきこと
開業向けて大切なのは、お勤めセラピスト時に何をするか?です。
なぜなら、お勤め時であれば、失敗しても報酬は補償されており、いろんなパターンを試すことができるから。
お勤めセラピストさんは、「集客」と「リピート」に関して試行錯誤できる時です。
それは、お店にとっても喜ばしいことのはず。
だって、売り上げがあがるように考えることですからね。
開業をしたいのであれば、雇われセラピスト時にいろいろ試してみるのがおすすめ。
そこで、働きながら何を試したら良いかというと。
□指名とリピート率にこだわってみる
開業をした後、最も重要視するのがリピートです。
なぜかというと、新規客と比べて予算をかけずに集客が可能だから。
いま担当しているお客さんに、いかに指名をしてもらうか?もう一度お店にきてもらうか?
お店のルールと照らし合わせながら、「自分のお店だったらこうする」みたいなのを試せる時です。
おすすめはトークを中心に考えること。これは予算は要りませんので。
もし可能であれば、お店に予算を出してもらう提案も良いかも。
いろいろ提案してみると、お店としても喜ばしいことですからね。
何をしたらリピートに繋がるか?いろいろやってみると良いです。
□自分のウリをつくる
自分の何が良くてリピートしてくれるのか?を確認する。
「気持ち良かった」「楽になった」など、どこを気に入ってくれたのか?お客さんに直接に聞いてみる。
そうすれば、自分のウリが見えてきます。
そこを強化していくと、開業したいお店のコンセプトに繋がります。
もし、見つからなかったら、これから作れば良いことです。
「自分のウリ」が、開業後の新規集客やリピートに活きてくるのでね。
セラピストとしての基礎知識を身に付けましょう!
□開業時の応援者を作る
開業時の応援者を作りましょう。
お店によっては、お客さんは持ってかないでと言われるかもしれませんが、その辺はうまくやって下さい。
なんだかんだ、お店を選ぶのはお客さんです。
「いずれは開業しようと思っています」「どんなお店が好きですか?」など
、指名のお客さんに話してみるのも一つの方法。
伝えてみると、開業時に応援してくれる人が出てきます。
応援者がいると開業時に心強いです。
□開業セラピストの仲間を作る
開業を目指しているセラピストさんと、友達になりましょう。
なぜかというと、開業すると相談できる人が極端に減るからです。
やはり、雇われでセラピストと開業セラピストでは、かなり温度差が違います。時には悪い方に引っ張られることも。
開業という共通事項があると、お互いに刺激したり励まし合えます。
開業は孤独になりがちですが、同志みたいのができると心強いです。
独立支援のお手伝いもしています。
まとめると、セラピストが開業してから上手くいくためには、雇われセラピスト時に何をするか?が大切です。
この準備をしっかりしないと、いくら予算があっても垂れ流しになり、いずれは失敗します。
よく、まず立地を選べとか、こんな技術を身に付けろとかありますが、新規集客とリピーター対策ができてないと意味がない。
この立地(マーケティング)に関しては、マーケット分析、地域分析、顧客層分析、売上設定など長くなるので、別の機会に書きます。
まずは、雇われセラピストで、開業に向けて意識を変えることから始めて下さい。
そうすれば、開業した後の明かりがみえてきます。
頑張って下さい。