安いマッサージ店ってどうなの?【メリットとデメリット】

ども!マッサージ好きマサです。

安いマッサージ店ってどうなの?できればメリットとデメリットを知って有効利用をしてみたい。

このような疑問にお答えします。

安いマッサージ店ってどうなの?

この記事を書いている私は、某有名クーポン誌で都内のマッサージ店を数十店舗担当、また実店舗でマネージャーとして経営に携わりました。

このような経験を基に、安いマッサージ店について書きます。

結論、安いマッサージ店はおすすめしません。

なぜかというと、技術にムラがありマッサージの魅力を味わうことができないから。

「安いマッサージ⇒支払いが少ない⇒施術者の報酬が少ない」となり、腕のいい施術者は高いお店にいくか独立をします。

つまり、安いマッサージ店には、それなりの報酬でしか働けない施術者多いということ。

はっきり言うと、マッサージ機やマッサージチェアでなく人にやってもらいたいというレベルかな。

結論、安いマッサージで技術を求めるのは間違いです。

・下手なマッサージについてはこちらで書きました

ただし、例外もあるので後で書きます。

その前に、なぜ?これほど安いマッサージ店が増えたか?について。

安いマッサージ店が流行った理由

何故?安いマッサージ店が増えたかというと、理由は二つ。

一つは、安いが絶対になった日本の経済、もう一つは、マッサージ店の集客が楽だったから。

安いマッサージ店の料金設定の多くは60分2980円。

実は、安いマッサージ店が東京(関東)で流行り初めの頃、大阪から持ってきたオーナーさんの広告を手伝っていました。

当時は、東京に安いマッサージ店が2店舗しかなかったので、これはいける!と踏んだオーナーさんが渋谷に1店舗を出したのが始まり。

オープンしたらすぐにお客が集まり、お店は大繁盛し、2店舗目、3店舗目と次々と店舗展開。

当然、大繁盛しているお店を真似る人が出てきて、あっという間に安いマッサージ店が関東各地に広がっていきました。

ちなみに、すでに関西には安いマッサージ店がありました。

最後に、大手(資金あるところ)が参入をしてきて、現在の飽和状態。

これが原因で、多くの60分5000~6000円の料金設定のマッサージ店が、閉店に追い込まれてました。

このような流れで、関東では安いマッサージ店が流行りました。

私も、流行のお手伝いをした一人ですw

安いマッサージ店のメリットとデメリット

この安いマッサージ店が流行ったことで、業界にメリットとデメリットがありました。

細かく書くと長くなるだけなので、主に経営者と施術者の主なメリットとデメリットについて。

ここを整理すると、お客としどうなのか?もハッキリします。

安いマッサージ店のメリット

【経営者のメリット】

ずばり、集客が楽でした(過去形)。

安いマッサージ店が出はじめた頃は、広告媒体に載せなくても集客ができていた。

もしくは、広告媒体に載せたら費用対効果が良くて、予約しないとダメなほどに。

そうすると経営者は、集客できればお金が回るので、さらに広告や投資に使えて、店舗出店をする。

安いマッサージ店経営者のメリットは、集客が楽で売り上げが安定してたことでした。

ただし、現在は飽和状態なので、集客は簡単ではないと聞いてます。

【施術者のメリット】

マッサージの経験を重ねることができる。

「集客が楽=お客さんが多い」ので、施術者は暇な時間が少なくマッサージする時間が増えます。

一日10人以上マッサージするとかも聞いたことあります。

それだけ、多くの身体に触れることができるということは、マッサージ経験を積めるということ。

施術者の技術は、経験数だったりしますからね。

安いマッサージ店のメリットをまとめると、

経営者は集客が楽である、施術者はマッサージ経験を積めるです。

安いマッサージ店のデメリット

【経営者のデメリット】

施術者(セラピスト)の確保が難しい。

というのも、施術者が休みが少なくマッサージを続けると、身体を壊す人が出てきたり、報酬も少ないので転職する人が多いから。

休みが少なくして身体にムチ打って働いても、月収20万円いかないなんて人がほとんどです。

なので、安いマッサージ店は募集をしているけど集まらず、結局は素人から育てるところが多くなる。

素人を育てている途中で、身体を壊して辞めるということも聞きます。

安いマッサージ店経営者のデメリットは、施術者確保が難しいです。

【施術者のデメリット】

施術者の報酬が少ない。

というのも、いくら多くのお客が来ようがマッサージ料金が安ければ、それ相応の報酬しかないから。

施術者の研修期間は、60分1200円とか1300円とかざらで、研修代が引かれて数百円台もあったりする。

研修が終わってデビューしても、1000円ちょいでスタートして、良くても2000円ちょっとくらいまで。

手当をつけても60分3000円もらってると聞いたことがないです。

これで完全歩合制にでもなるものなら最悪で、お店にはいるけどお客が来なければ0円。

なにしろ、報酬が少なくて肉体労働なので、報酬が少ないので転職かマッサージし過ぎで体を壊して辞める。

安いマッサージ店のデメリットをまとめると、

経営者は施術者の確保が難しく、施術者は報酬が少なくて身体を壊しやすいです。

セラピストの報酬はこちらでも書きました

安いマッサージ店で見えてくるもの

このような安いマッサージ店のメリットとデメリットを考えると、腕の良い施術者が定着するのが難しいのが分かる。

つまり安いマッサージ店では、技術の高いマッサージを受けるのが難しい。

というのも、腕が良ければ(人気があれば)安い報酬で働くことを避け、高い報酬のお店へ転職か独立をする。

それでも、中には腕の良い施術者もいるんだけど、手を抜いてマッサージをしたりする。

だって、それなりの報酬がなければ、しっかりやろうと思う気も失せるはず。

ベテランであればあるほど、手の抜き方を知っていて、それなりのマッサージをする。

まぁ、安いマッサージ店では仕方ない構造です。

安いマッサージ店の有効利用はコレ!

それでも、安いマッサージ店の有効利用方法はあります。

それは、

稀に腕のいい施術者がいるので、その施術者を指名する。

もしくは出張してもらったり、その個人が経営するお店でマッサージを受けるです。

安いマッサージ店の構造上、腕の良い施術者が一生懸命やってくれるとは思えない。

安かろう悪かろうになりがちな安いマッサージ店で受けるより、セラピストの技術に応じた報酬が得れるような状況にするのが良いです。

つまり、施術者が最高のパフォーマンスを発揮してくれる状況でマッサージを受ける。

そいう状況で、自分に合うマッサージかを判断するのがおすすめです。

ちなみに、その状況をつくるには「個人でやっているのか?」を聞いてみるといいです。

お店には言えないけど、腕が良い施術者は個人でやっているケースが多いです。

結論、安いマッサージ店の有効利用は、稀にいる腕の良い施術者を探して個人でやってもらうです。

おわりに

時々、安いマッサージ店に通っている人が「腕がいいからここなんだよ!」とかいうが、あてにしないことにしている。

というのも、そのような人はポイントを強く押してさえしてくれれば腕が良いと判断しているから。

私が思う腕の良いマッサージは、身体の調子がマッサージ直後じゃなく、翌日が良かったりする。

これは、安いマッサージ店が好きだった7.8年前の自分がそうだったからね。

腕の良い施術者が、それ相応の報酬がもらえる業界であって欲しいと願うばかりです。

マッサージの判断はこちらで書きました

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