和もみ®セラピストの万里です。
研修で教えてもらった手技を手順通りにはできるようになったけど・・本当にこれでいいのかな?
先輩に技術チェックをしてもらうと「だいたいそんな感じ!あとはやっていれば分かってくるよ!」
そう言うけど、不安で不安で・・
このようなセラピストさんの悩みにお答えします。
●気持ちいいポイントが分かるセラピストになるには
私は、講座や個別レッスンなどで、そんなセラピストさんのお悩みにお応えしています。
特に、ご質問として多いのが『気持ちいいポイント』が分からないと言うもの。
今日は、そんな『気持ちいいポイント』について書いてみたいと思います。
●施術の手技と手順ができたセラピストの悩み
先日メールをくださったNさんも、同じように悩んでいるようです。
はじめまして!
マリさんのYouTubeとても勉強になります。
昨年末からお客様デビューをしたばかりの新人です。
まだまだ練習が必要なんだと思いますが、気持ちいいポイントが分からないまま手順通りに施術をしている状態です。
お客様にも合わせられるようになったらいいな…とも思うのですが、まだまだそんなレベルではなく…
とにかくお客様が気持ちいいと感じてもらえているか不安で仕方ない状態から抜け出したいです。
何かアドバイスなどいただけましたら嬉しいです。
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。
Nさんより
Nさん、メールありがとうございます。
今の状況から抜け出せるように、少しでもヒントになったら嬉しいです!
力加減は「大丈夫です」と言われるけど、本当にそう思っているのか疑ってしまう・・
施術後の反応や本当に気持ち良かったのか「いかがでしたか?」って聞くのか怖い・・
そんな風に思っているセラピストさんは多いと思いますが、ここで焦ってほしくないのです!
だって、施術の手技と手順ができるようになったから出てきた疑問や悩みなのです。
ちゃんと前に進んでいるんですよ^^
と言うことで、さらに前に進みましょう!
●セラピストが思う気持ちいいの目安とは?
『気持ちいいポイント』を見つける前に、考えてほしいことがあります。
そもそも、気持ちいいってどのくらいを目指したらいいのでしょうか?
よく「痛気持ちいい」くらいを目安にしている場合が多いようですが、私はお勧めしません!
なぜなら、「痛気持ちいい」は、個人差がかなりあるからです。
痛みに敏感な人もいれば、痛みに強い人もいる。
痛い方が効くと思っている場合は、強い痛みも我慢してしまうことになります。
なので、私のお勧め、和もみの考えでは、
「ああ~気持ちいい~^^」
と言うのを目安にしています。
温泉に入ったときのような・・
景色の良いところで深呼吸をするような・・
目じりが下がるような・・
そんな気持ち良さを目安にしています。
この方が効率よく緩んでほぐれていきますよ!
●ポイントが分かるセラピストになる練習方法
この部位はここが気持ちいいポイントだよ!ここをやると喜ばれるよ!
と言うのは、YouTubeの方に動画を上げていますので、そちらを見ていただけたら嬉しいです。
今日ここでは、気持ちいいポイントを自分で見つける方法と練習方法をお伝えします。
「方法」と、なんだかすごいことのように書きましたが、やることは簡単です。
1、自分の身体に触れて探してみる
どこが気持ちいいのか?どんな風に触れたら気持ちいのか?触って探します。
これをすると、気持ちいいポイントもわかるし、お客様の感覚も分かるようになります。
それができてきたら次は、
2、家族や友人の身体に触れさせてもらい探してみる
自分の身体で気持ち良かったポイントを気持ち良かった触れ方で触らせてもらいましょう。
ポイントも「ここ!」と一点ではなく、その周りも触ってみると、もっと気持ちいいポイントが見つかるかもしれません。
そして触れ方も、ゆっくり押してみたり、長めに留まってみたり、もんでみたり、揺らしてみたり、さすってみたり・・
色々やってみて、どれが気持ちいいのか?聞きながらやるといいですよ。
この1、2の練習は、私もやっています。
長くやっていると自分の手技に慣れが出てくるので、「できているつもり」になっていないか見直しをしています。
自分の身体に触れてお客様の感覚を感じてみたり、時々夫の身体を借りたりして手技の制度を上げています。
気持ちいいポイントがわかってきたら、研修で習ったどの手技がそのポイントに触れているのか?見直ししてみましょう。
手順通りにやっていた施術も、気持ちいいポイントが分かってやるのとでは、全く違うものになりますよ。
試してみてくださいね!
●それでもよく分からない場合には
もし、練習してみても気持ちいいポイントがよく分からない・・
見つけられたり、見失ったりしてしまう場合は、
気持ちいいポイントを探す前に、自分がやっている手技が、どこに触れているのかを把握することをお勧めします。
一つ一つの手技を、解剖図の筋肉や骨格の絵と照らし合わせてみるといいですよ。
私のお勧め本はこちら↓
解剖図は苦手・・自分ひとりでは難しい・・
苦手な部位は一緒に見てほしい!
そんな場合はぜひ!私を上手く活用してくださいね♪
気持ちいいポイントを見つけて、お客様にもっと喜ばれる施術ができるように
なりますよ。
●おわりに:身体の使い方ワークショップ
先日、身体の使い方のワークショップに参加してきました。
自分の身体のことはだいたい分かっているつもりですが、プロの視点からチェックしてもらうと新たな気づきがありますね。
おかげで身体がふんわりしています。
身体がふんわりすると、気持ちもふんわり柔らかくなって、周りにもやさしくなれますね^^
こういうのが、もっともっと広がっていくといいな~