セラピストが練習して上達するには【注意すべき3つ】

和もみ®セラピストの万里です。

さて。今日は、
『マニュアル手技から卒業して上達するためには』と言うテーマで書いてみたいと思います。

教えられた通りにやっているけど、お客様の反応がイマイチ…手技を繰り返し練習しているけど、これで良いのか不安…

このように悩んでいるセラピストさんのヒントになったら嬉しいです。

セラピストが練習して上達するには

この記事を書いている私は、強もみができない、指が痛いセラピストさん向けの講座をはじめて5年、300人以上の手技の見直しをしてきました。

このような経験を基に、上達が早くなるセラピストさんの練習方法について書きます。

結論からいいますと、セラピストさんが練習で達するには、マニュアル手技から卒業しなければなりません。

なぜかというと、マニュアルは手技の流れだけなので、いろんな来店する現場では一部しか対応できないからです。

手技にはそれぞれ意図があり、その意図を考えながら施術することが必要です。

練習も意図を考えながらやると、反応も変わってきます。

■気持ち良い、気持ち良い、もっとしてー

大阪セラピスト講座で、初めて個別レッスンに来てくれたセラピストのHさん。

はじめに、お悩みを伺ってその悩みの背景や根っこにあるもののお話しをさせていただきました。

不調の原因はどこからきているのか?治るためにはどんなことが必要なのか?身体と感情と記憶について・・

そんな話をしたと思います。

Hさんがすごく驚いていたのと、今きているお客様を想像されて面白がっていたのが印象的でした^^

それから、実技練習。

施術をしていると、指や手首、股関節に痛みが出るようで、姿勢や身体の使い方を中心に見直し。

そして、習った手技しかないことを気にされていて、手技を増やしたいとの要望もありました。

実技練習の後半で、Hさんがこんなことをおっしゃていました。

「いつも60分の施術で、汗だくになっていたのに!今、ぜんぜんです!」

身体の使い方、手の使い方を変えたら、ぜんぜん違ってきます。

身体が楽だったら、気持ちにも余裕ができますよね。

そしたら、もっとお客様に喜んでもらえる施術や、会話やアドバイスができそうですよね^^

そして、Hさんからその日の夜に届いたメールには、こんな嬉しいことが書いてありました!

今日は、ありがとうございました^^

先程、風呂上がりの息子に、早速やってみました!
気持ち良い、気持ち良い、もっとしてーと、喜んでました^^

練習を兼ねて施術した息子さんの反応、嬉しいですね^^

Hさんのお客様もきっと「気持ちいい~!」と喜んでくださると思うので楽しみですね。

セラピストが練習前にチェックすべき3つ

サロン研修で手技と手順を習って、実際にお客様に施術をしてみると・・

研修で習ったことだけでは、とてもじゃないけどお客様に喜んでもらえない・・ことに気づくと思います。

そんなとき、もっと『別のいいやり方』を探すことが多いと思うのですが、まずは現状を把握することです。

練習をする前に、自分がやっている今の手技がどうなのか?一つ一つチェックすることがお勧め!

  1. それは、どんな手技ですか?
  2. どこに、どんな目的でアプローチしていますか?
  3. 受け手の体感は、イメージと一致していますか?

この3つの質問に答えられますか?

個別レッスンに来たHさんも、この基本からチェックしましたよ。

これが分かれば、

・今の手技だと、ここにアプローチする手技はあるけど、こっちにアプローチするしたい場合はどうしたらいいかな?

・受け手の感覚が、今の手技だとこうだから、もっとこういう体感にしたい場合はどうしたらいいかな?

そんな風に、具体的に必要な手技が見えてきますよね。

まずは、自分の現状を把握する。

そこを分かった上で練習をする。

そして、足りないところを学ぶ。

これが無駄なく効率がいいですよね!

そもそも、3つの質問に答えられないよ~と言う方は、基礎講座や個別レッスンで技術の見直しをお手伝いしますよ^^

同じような練習を続ける前に、一旦、現状を把握すると上達も早いです。

お客様の言いなり施術、マニュアル手技から卒業して、お客様にもっと喜んでもらいましょう♪

■セラピスト講座ではあなたの施術を再現します!

和もみ®では、セラピストが『自分で考えて』お客様への対応ができることを目指して指導しています。

なので、

「だいたいそんな感じ~」

「やっていればわかるよ~」

そんな適当なことは言いません!

とくに個別レッスンの最後に必ずしていることは、

『あなたの施術を再現』です。

あなたの施術を私がマネてやってみるので、それを自分の身体で受けてみる。

今までやっていた手技だとこんな感じ。

今日、見直ししたらこう変わったよ。と。

そうすることで、自分が実際にやっていたことと、頭でイメージしていたこととのズレが感覚でもわかります。

なので、お客様の気持ちも少しずつわかってきますよね。

こんな風にして、施術の精度を上げていきます。

■おわりに:大阪セラピスト講座を終えて

無事に、大阪出張が終了しました。

施術、セラピストスキルアップ講座(練習会)、個別レッスン。

大阪だけでなく、香川や和歌山からも来てくれました!ありがとうございました!!

今回施術を受けてくださったセラピストさんが、ちょっと面白い感想をくれました。

ありがとうございました^^

昨日の帰り道、歩く速度がいつもより早くて楽に進んでいく、
いつも力が入ってるところがゆるんでるから可動域が広くなってて楽なんだろうな、と思いました。

身体の可能性が広がって思考が広がっていくのが面白いです^^

Mさんより

『身体の可能性が広がって思考が広がっていく・・』

って、Mさんのこれからとても楽しみになりました^^

和もみ®が伝えているのは、施術の力加減のことや施術方法のことだけではないのです。

もっともっと深~く、面白い世界なんですよ^^

関連記事

  1. もみほぐしもオイルマッサージの違いはないよ

  2. 施術で指が痛いときは、これを意識してみて

  3. 会話が苦手なセラピストさんへ♪3つのコツを紹介

  4. セラピストさん!お客様の言いなりでいいの?

  5. セラピストとして施術が上手くなれる気がしない

  6. 本来あるべきセラピストとは!強もみすることではない