和もみ®セラピストの万里です。
身体がしんどいのは分かるけど、もっと自分の身体を大切にしてもらえたらいいな~
強もみ好きのお客様に、本当に届けなきゃいけないものって、
圧じゃなくて想いなのかも・・ね。
今日は、先日のセラピスト講座でお伝えした「スジとコリとハリの話」をしたいと思います。
スジとコリとハリの違いは何?どのようにアプローチしたらよいの?
このような疑問にお答えします。
●スジとコリとハリの違いとアプローチ方法
この記事を書いている私は、東京、大阪、仙台でセラピスト技術見直し講座をしています。
今まで、セラピストさん300人以上の技術を見直してきました。
このような経験を基に、スジとハリとコリの違いとアプローチ方法について書きます。
まずは、先日の大阪スキルアップ講座に初参加してくださったセラピストさんからこんな感想が届きました。
おはようございます。
昨日はありがとうございました!
楽しく学べて、あっという間の一日でした。
職場の先輩に意見をもらうと「それで(その手技で)全然大丈夫よ!」とか「やってたら解ってくるよ」と肯定的で、
知人友人だと「マッサージとか行くことないから他と比較出来ない。自分は気持ち良かった」になってしまうので、
ズバっとダメ出しというか、そういう意見を聞きたかった!というのを言って頂けること、それを人それぞれの言葉で貰えるのが有り難かったです。
昨晩、講座での事を書きだししていたのですが、可能であれば合間であったスジとコリとハリの話、メルマガか何かで再共有いただけたら嬉しいです!
Mさんより
Mさんも感じたように、誰と練習するか?って、とても大事!
そして、練習のやり方にもコツがあるので、スキルアップ講座に参加されている方は練習もとても上手。
必ず、次の仕事に使えるものを持って帰っています。
せっかくなら、自分の自信につながるような練習をしたいですもんね^^
●スジとコリとハリの違いは?
Mさんのメールにもありました、スジとコリとハリの話。
お客様の身体を触っていると、スジっぽい、コリコリしている、ハリが強いな~そんなことを感じると思います。
実際に身体の中を開けてみることは出来ませんので、感覚からのイメージでしかありませんが、
スジというのは・・
細長くスジ上に硬くなったもの、筋肉の繊維が固まっている、動かない、押すと弾かれる
コリというのは・・
石のようにコリコリしたもの、グミのようにぷりぷりしたもの、塊になっていて立体的な感じ
ハリというのは・・
コリよりも広い範囲、身体の表面近くに多い、広がるような感じ、境界線があいまい
こんな感じで伝わりますかね?
実際は、ホワイトボードに図を書きながら説明したので、上手く伝わってなかったらごめんなさい。
そして、次に話したのは、それぞれへのアプローチ方法です。
●スジ・コリ・ハリのアプローチ方法
スジに対しては・・
弾かれないように、動かし過ぎないようにアプローチしていきます。
痛みや不快に感じやすいので、スジに対して垂直の場合は動かし過ぎないように、平行に動かす場合は広い面を当てるようにします。
コリに対しては・・
コリを押し込まないように、ピンポイントでアプローチしていきます。
慢性化して鈍くなっていることが多いので、母指などの小さな点でコリそのものに当てるようにします。
ハリに対しては・・
温めて溶かすように、眠っている人を起こすようにアプローチしていきます。
手のひら全体や四指など広い面を使って軽擦したり、体表面に対して平行方向に揺らしたりします。
ガチガチで強もみ好きの場合は、ハリ→スジ→コリにアプローチしていくと、強くしなくても指が深いコリに届きます。
いきなりコリを狙うよりも、この方がお客様の身体にも負担なくほぐすことができます。
●おわりに:力加減とは
ちなみに、力加減を聞くのはお客様の好みを知るのが目的ではなく、身体の状態を観察するためでもあります。
こちらのブログで詳しく紹介しました♪
この力加減で押したら、どんな感じがするのか?で、身体の状態を把握し、その状態に合わせて施術をしていきます。
お客様に本当に必要なものを提案できるセラピストを、和もみでは目指して指導しています。
セラピストの仕事が、もっともっと楽しくなりますよ♪