和もみ®セラピストの万里です。
さて。今日は、
セラピストとしての考え方が伝わらなかった私の失敗、苦しかったころの話しをしたいと思います。
強いもみを繰り返すことが良いことなのか?今の考え方であっているのか?で悩んでいるセラピストさんへ。
セラピストとしての考え方
先日のメルマガにお返事をいただきました。
メールの一部をご紹介しますね。
“セラピスト”って生き方なのですね。
ー「セラピストの世界には、正解がたくさんある」ー
「これが正しい」と言った、たった一つの正解があるわけではない。
ではなく、「正解がたくさんある」
…なるほど。
万里さん、いつもありがとうございます。
自分にとっての正解を探して相変わらず迷走中です。
(中略)
3日のメルマガでは、強もみしない効果として具体的に伝えてくださってます。
万里さんは今までも度々伝えてくださってましたが、やっと腑に落ちてきた気がします。
Hさんより
2018年頃から、和もみ®に興味を持って学びに来てくれているセラピストさんです。
今は、リラクゼーションではないお勤めをしながら、セラピストの活動もされています。
「やっと腑に落ちてきた」ようでよかったです^^
記事はこちらです♪
身体を揉んでほぐす人のことをセラピストと呼ぶのではないですよ。
カウンセラーのようにクライアントの話を聞いて、問題が解決するように導いていくのが本来のセラピストです。
そう考えると、施術をしているかどうかは関係ないかもね^^
■私の考え方が伝わらない
『和もみ®理論』という形ができる前は、
『セラピストを長く続ける秘訣』や『セラピストの手を守る』そんなテーマの講座をしていました。
その時から手や身体の使い方、圧の入れ方を伝えていたのですが・・
なかなか受け入れてもらえませんでした。
「その方が良いのは分かるけど、それじゃあ強く押せないですよね?」
「カラダには優しいのかもしれないけど、ほぐれないですよね?」
そんな風に言われたこともあります。
何で伝わらないんだろう・・
どうして分かってもらえないんだろう・・
毎回バージョンアップを繰り返してかなり伝わりやすくなったと思いますが、3~4年は苦しんでいました。
「教えるの向いてないかも・・」
講座をする度に落ち込み、講座をやめようと思ったことも何度もあります。
Hさんにも、私の考え方がなかなか伝わりませんでした・・
■セラピストとしての考え方の前提が違っていた
苦しいながらも続けてきたのは、Hさんのように自分で考えて深く理解したい
この仕事の奥の深さを面白がれるセラピストさんがいたからです。
苦しみの中でも私も少しずつ進んでいました。
受け入れてもらえなかった、伝わらなかった理由は、考え方の前提が違っていたからでした。
例えば、こんな風に教えられていませんか?
- 強い方が効く!痛いは効いている証拠
- 固いコリが柔らかくすればほぐれる
- 柔らかくなればなるほど身体の調子はよくなる
だから、
「その方が良いのは分かるけど、それじゃあ強く押せないですよね?」
「カラダには優しいのかもしれないけど、ほぐれないですよね?」
この言葉になったのですね。
和もみ®セラピストの考え方は、これとは違います。
痛いは、身体がやめて!と言っている意味だし、コリが柔らかくなったから、身体が良くなるとは限らないのです。
そっか!!そこから伝えないといけなかったんだ!
思い返せば、私もサロンに勤めていた頃は、強くできることがいいと思っていたもんな~
伝えなきゃいけないことがたくさんあることに気づいてからは、
- ほぐれる仕組み
- 症状の意味
- お客様との向き合い方
- セラピストの仕事とは
施術の方法だけではなく、セラピストとしての根本的な考え方から伝えています。
ちょっと遠回りのように感じるかもしれませんが、
現場で誰も明確に答えてくれなかった疑問が解決したと喜ぶセラピストさんも多いです。
この仕事の根本的な考え方が分かったら・・次は!
自分がやっている施術の手技を一つ一つ見直ししていきます。
そうすると、セラピストの仕事が楽しくなるし、お客様の反応もガラッと変わりますよ!
セラピストとしての考え方の根っこがしっかりしていたら、長く続けていけるよね^^
大変な状況が続いていますが、頑張りましょう!
■おわりに:身体は協力し合っている
『身体は協力し合っているんだな~』と最近しみじみと感じます。
どこかだけに負担をかけると無理がきかない・・年を感じる・・苦笑
チームや会社組織って、どこかだけに仕事を押し付けていたら、上手くいかないですよね。
現場の人の話を聞かずに、ああしろこうしろと指示だけが下りてきて振り回されてヘトヘト・・
反対に現場が言うことを聞かないと上が頭を悩ませる・・
そんな状態が身体でも起きています。
身体の中にはそれぞれの役割があり、協力し合っています。
どこかだけに、しわ寄せがいっていませんか?
コリや不調に対して、もっと協力できることがあるんじゃないかな?
コロナに関しても、日頃から体調を整えて感染しても治せる身体づくり!
感染したくない・・
感染したらどうしよう・・
と、恐れる気持ちが、かえって引き寄せたりしますからね。
感染しないことよりも酷くならないことの方が大事。
医療もそこのサポートに集中すれば、みんなの感染の不安も減るだろうし、感染した人が迷惑がられることもなくなる。
そう思うのです。
私は、健康や身体のサポートをするセラピストとして常々、
『もっと、自分の身体を信頼して!』お客様にそう伝えています。
頭が考えることよりも、身体の方が正しいことを知っていますよ。
大丈夫!