お客様の好みに合わせて強もみになっていませんか?誤解されやすい思い込み

和もみ(やわもみ)セラピストの万里です。

昨日は名古屋での出張講座でした。

和もみ®を伝えることで、この仕事のすばらしさや面白さを感じてもらえたらな~と常に思っています。

リラクゼーションって、セラピストって、すごい仕事なのですよ!

身体が楽になったら、気持ちも軽くなりますよね。

気持ちが軽くなると、笑顔になってやさしい気持ちになりませんか?

家に帰り家族にもやさしい気持ちで接することで、家族もやさしい気持ちになって、

その家族も翌日に仕事や学校に行って、まわりの人にもやさしく接することができたら、

やさしい世界が広がっていきますね^^

関われるのは、目の前の一人のお客様であっても、その先の連鎖を考えたら…

すごいことじゃないですか?

さて。今日も、
リラクゼーションの強もみに関わる思い込みについてです。

強もみをしないとお客様は満足してもらえないのでは?強もみをしているとセラピストの仕事を続けられないかも…

このような悩みをお持ちのセラピストさんへ。

強もみで誤解されやすい思い込み

こんな思い込み、ありませんか?

  • 強もみが好きなお客様には、強くしないと満足してくれない
  • 「痛い=効いている」と思っている
  • 体重圧=全体重を乗せることだと思っている

実はこれ、すべて誤解されやすい思い込みなのです。

私自身も、セラピストになりたての頃は、「強くすればするほど喜ばれるんだ!」と思っていた時期がありました。

サロン勤めの頃は、親指の痛みに耐えながら、強もみをしていました。

でも。
続けていく中で、こんな壁にぶつかりました。

  • 強もみに慣れたお客様ほど、どんなに強くしても満足してもらえない
  • 痛がるリアクションに一瞬安心するけど、後で不調を訴えられる
  • 全体重を乗せて押しても、身体の奥には触れられない

あなたにも、心当たりはありませんか?

■強もみの思い込み…実はこういうこと

強もみ=満足ではない

強さを求めてくる場合、気持ちいいポイントを捉えられていない可能性が多いです。

強もみになれているお客様ほど、感覚が鈍くなっているので「強さ」ではなく「ポイントを知る力」が必要です。

力を強くする前に、位置や角度、深さなどを変えてみましょう。

『痛気持ちいい』はあいまいな感覚

痛みを「効いてる」と思い込んでいる方もいますが、それは一種の『刺激依存』かもしれません。

それと、力加減の目安としている『痛気持ちいい』は、とてもあいまいな感覚です。

痛みに強い人もいれば、弱い人もいるので、目安になっていないのです。

・体重圧は、全体重を乗せることではない

『体重圧=身体の重み』のことですので、和もみでも体重圧は使います。

ただ、和もみの場合は、1~3kg。手の重さと腕の重さ、上半身の重さを少し乗せるくらいです。

強もみの場合でも、乗せる重みの量を調整してみましょう。

■強もみから脱出するにはどうしたらいいの?

まずは、『自分の手の感覚を磨くこと』です。

あなたの手の感度が上がれば、「強さ」ではなく、「ポイントを捉えられる」ようになります。

そして、お客様の好みではなく、身体が求めている力加減が分かってきます。

和もみでは、身体の状態を感じ取りながら

力に頼らない施術や、伝わる圧の入れ方、感覚が戻ってくるほぐし方をお伝えしています。

今のあなたの施術、「お客様の好み」に合わせてしまっていませんか?

セラピストとしての基礎(土台)を、忘れていませんか?

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