和もみ®セラピストの万里です。
今日は、「ただ気持ちいいだけ」から抜け出すために何ができるか?を書いてみました。
色々あるので、少しずつ書いていこうと思っています。
セラピストさんのお仕事のヒントにしていただけたら嬉しいです!
「自分の身体と向き合うこと」がリラクゼーション!
先日、セラピストさんから届いたメールをご紹介します。
万里さんへ
いつも、モチベーションのあがるメッセージを有難うございます
私も、リラクゼーション目的で…と説明すると、練習させてもらっている友達が、「あ~、気持ちいいだけのやつだね」と言われ、とても落ち込んだ記憶があります。
「自分の身体と向き合うこと」がリラクゼーション!
何だか、新鮮で斬新で新しい定義、とてもなるほど!と思いました。
まだスクール生で経験は浅いのですが、アフターカウンセリングでとても悩んでいました。
「施術をする前がこんな状態で、施術でこうなりました!」を伝えないと、と思っていましたが、
エステの様な目に見える変化もなく、未熟なのもあり、「施術してどうなった」が出てきませんでした。
でも、万里さんのメルマガを読ませてもらって、今の身体の状態を知ってもらう、興味を持ってもらうことからスタートすればいいんだ!
だから、触ってみて、マッサージしてみて、こんな状態(この辺にコリがあったり、浮腫みが強い、足の裏にタコがある←結構気になるけど、これは、言わない方がいいのかな?笑)
を、まずは丁寧に伝えて、気づいてもらえばいいんだ、と勝手に少しスッキリした気持ちになりました。
まだ、アドバイスまではいきませんが、紹介してもらった本、「自然療法シンプル生活」(東城百合子さん)にも、沢山ヒントがあって、こういうの、伝えられるようになったらいいな~なんて、ワクワクしてきました。
読んで頂いて、有難うございました^^
いつも 有難うございます!
Yさんより
Yさんも、「あ~、気持ちいいだけのやつだね」と言われて、落ち込んだことがあるのですね。
そうじゃないよ!と思っても、じゃあ自分に何ができるのか?
リラクゼーションっていったい何なのか?
以前のメルマガにも書きましたが、「自分の身体と向き合うこと」がリラクゼーション。
和もみでは、そう考えています。
劇的なビフォーアフターよりも、お客様自身が自分の身体と向き合い不調の原因に気づくことを大切にしています。
だんだんと自分で自分の身体のことが分かるようになっていく。
その結果、いつも調子がよくてやりたいことがやれる。
気持ちが満たされ余裕が生まれるので、自分の周りの人にもやさしくなれる。
そうやって、やさしさの和が広がっていく。
これが、和もみが考えるリラクゼーションの効果です。
・Yさんが読んでくださったメールの内容はこちら
●リラクゼーションで「ただ気持ちいいだけ」から抜け出すには?
その方法としてまずは、セラピスト自身のスタンスあり方を考えてみましょう。
質問を3つ用意しました。
良かったら考えてみてください。
まず1つ目。
1、あなたは、どんなセラピストになりたいですか?
今はまだ出来ていないことがあるかもしれませんが、しっかりと理想を描いておきましょう。
あなたがセラピストになろうと思ったきっかけも、思い出してみるといいですよ。
次は、
2、お客様に、どんな風になってほしいですか?
肩こりが楽になる?身体の不調がなくなる?
身体の不調だけ?気持ちの変化は?
その場だけでいい?1年後?5年、10年後はどうなってほしいですか?
2度とご来店されないと思われるお客様でも、どんなスタンスでお客様と向き合うのかはとても大事。
Yさんの場合は、
今の身体の状態を知ってもらう、興味を持ってもらうことからスタートすればいいんだ!
触ってみて、マッサージしてみて、こんな状態
ここにコリがありますね。このあたり浮腫みが強いですね。
そんなことを丁寧に伝えていけばいいんだと気づいたようです。
タコも気にされているかもしれないので、足の裏のタコは気になりますか?と聞いてみたら
まだ話していない悩みや要望が聞けるかもしれませんよ。
これからもっと練習して、施術してどう変化したのかも伝えられるようにしていきましょうね。
最後の質問は、
3、お客間から、どんな言葉を言われたいですか?
「気持ち良かった~」
「凝りにくくなって調子がいいよ!」
「あなたに出会えてよかった!」
なんて言われたら嬉しいですか?
これって、ステップになっていてどれも大事なのです!
●リラクゼーションは気持ちいいが基本
身体が気持ちいいと感じることは、根本改善にはとても大切です。
これを忘れて手技手法に走ると、その場しのぎになってしまいます。
なので、はじめは、「気持ち良かった~」と言ってもらえるところからスタートです。
そのためには、気持ちいいポイントを見つけられること。
気持ちいいポイントを知るのではなくて、『見つけられる』ようになることです。
そして、お客様が自分の施術をどう感じているのか、自分の施術が伝わっているのか、しっかりと把握できていることも大事です。
お客様に聞いて確認するのではなく、自分の身体で分かること。
お客様の感覚に合わせてしまうと、強過ぎになってしまう可能性がありますので気を付けてくださいね。
「凝りにくくなって調子がいいよ!」と言ってもらうには、
気持ちいいそのポイントに対して、最適な圧(身体が喜ぶ気持ちよさ)で施術ができること。
そして、自分の施術によってこのお客様の身体がどう変化するのか、しっかりと把握できていることも大事です。
これも、お客様に聞いて確認するのではなく、自分の指の感覚で分かるように練習していきましょう。
そして、「あなたに出会えてよかった!」と言ってもらうには、
お客様が言った言葉の奥にあるものに意識を向けること。
気づくまでに時間かかる場合もあるので、信頼関係を築いていくことが大事ですね。
ただ気持ちいいだけから抜け出すには、自分のスタンスあり方を考えてみまましょう!
というご提案でした。
リラクゼーションに来たお客様が、身体が楽になり、気持ちにも余裕が生まれて、周りにやさしくなれる・・
そんな、癒しの和を広げていけたらいいな^^
これからも、よろしくお願いいたします。
●おわりに:本当の意味での治る
色んな手技療法がありますが、本当の意味で治している人は、手技だけで治してないんですよね。
ましてや、自分が治してあげたなんて1ミリも思ってない。
必ず、本人が自分と向き合い気づくように導いている。
これが根本改善であり、本当の意味での治るだと思う。
こういう根っこの部分から考えていくと、リラクゼーションだからこそできることがあると思いませんか?
「ただ気持ちいいだけ」と言うリラクゼーションのイメージを変えたいな~
先日からお知らせしています、2021年3月10日の和もみ基礎講座へのお申込みが2名になりました。
あと2名参加可能ですよ♪
なかなか移動がしずらいという声も聞こえますが、こんなセラピストさんもいますよ^^
福島県から行くので、仙台の講座に合わせようかとも思ったのですが、すぐに学んで大切なお客様への施術に活かしたいです。
日々お客様はいらっしいますからね。
自分が学んで成長したら、その分お客様に喜んでもらえる!
お客様への想い素敵ですね^^
お会いできるのを楽しみにしています。