和もみ(やわもみ)セラピストの万里です。
今日は、
母指、手根、そして四指の使い分けについてです。
手技で母指、手根、四指の使い分けはどうしたら良いの?それぞれの使い分け方を知りたい。
このような疑問をお持ちのセラピストさんへ。
手技での母指と手根と四指の使い分け
この前、オンライン基礎講座に向けて、資料の見直しをしていました。
手の使い方、身体の使い方のパートで、母指と手根の使い分ける話をするので、改めて書き出してみたのです。
母指と手根って、施術のときにどう使い分けているんだろう?
■母指(拇指)手技の場合は
ピンポイント、深く、細かく、細いラインをやるのに向いていて、
施術する部位としては、腰、臀部、太もも、ふくらはぎ など。
色んな部位で、使うことが多いですよね。
■手根手技の場合は
広く、大きな筋肉、ハリが強い、鈍くなっているところに向いていて、
臀部、太もも、ふくらはぎ などで使われることが多いですかね。
改めて、書き出してみると・・
お客様の身体の状態に合わせて、もっといい使い方ができそうだな~と思いました。
それと私の場合、手根を使うことは実は少なくて、四指をかなり使います。
■四指手技の場合は
広く、浅く、太いライン、スジっぽい、敏感な部分に向いていて、
肩甲骨まわり、仙骨、肋骨、上腕、鼠径部、デコルテ、首はもちろん、
僧帽筋や起立筋、太ももとふくらはぎの内側、膝とくるぶしまわりでも、よく使います。
それから、母指、手根、四指のほかに、手の側面を使ったりもします。
自分の手を状況に応じて使い分けられると、もっと圧が入れやすかったり、コリが見つけやすくなったり、時間配分ももっとうまくいくかもしれませんよ。
色々使えると、負担が一部分に集中してしまうこともなくなります。
手技の見直ししていると、手の使い方や身体の使い方が良くなくて、負担になって痛みにつながっている人が多い。
それと、親指が痛くなる人は、親指ばかり使っていたりするし、
手首が痛くなる人は、手根の手技が多かったりする。ので、
手や身体の使い方の見直しと同時に、自分の手をもっと活用できるようにするのも大事なことかもしれませんね。