和もみ(やわもみ)セラピストの万里です。
さて。今日は、
「もっと強く」と言うお客様に、セラピストとしてどう向き合っていったらいいのか?そんな話です。
強圧希望のお客様へ良くないというけど伝わらない…上手く伝える方法はあるのかな?
このような悩みをお持ちのセラピストさんへ。
「強圧は良くない」って言わないで!
この記事を書いている私は、強もみができない、指が痛いセラピストさん向けの講座をはじめて5年、300人以上の手技の見直しをしてきました。
このような経験を基に、強圧希望のお客様への対応について書きます。
「強圧は良くない」って言わない方がいいんですよ。
■強圧のお客様にどう満足してもらう?
全てのお客様に満足してもらえるセラピストになりたい!
こんな風に思っているセラピストさんって多いのかな?
私もセラピストになりたての頃は、思っていました。
これって、素敵な考えに思うかもしれませんが、かなりバランスを崩しやすい考え方。
大切なのは、どう満足してもらいたいのか?です。
・お客様の言われた通りの力加減にすることで、満足してもらいたいのか?
・お客様の身体のことを思った提案をして、満足してもらいたいのか?
どっちが良いとか悪いとかではないですよ。
ただ、和もみ®では後者の方をお勧めしていますが^^
お客様の言ったことに合わせると、やりたくないこともやらなくてはいけなくなります。
「それもお客様のためだから!」と思えるならいいのですが・・
セラピストの場合、自分の気持ちにウソをつくのが苦手な人が多いと思うのです。
「強圧するの本当はイヤなんだけど・・」そう思いながらやっていると、
自分が何をしたかったのか見失って、急に不安になったり、自信が持てなかったり、
身体も心もバランスを崩してしまいますので、気を付けてくださいね。。
■強圧のお客様はどっちなのか分かる?
で、自分の気持ちに正直になって、強圧じゃなくて『和もみ』がやりたい!そう思ったら・・
以前のブログでも書きましたが、
・自分の施術が未熟でお客様が「もっと強く」と言っているのか?
・お客様の身体の感覚が鈍くなっていて「もっと強く」と言っているのか?
どっちなのか分かる必要があります。
これが分かるようになるには、少し時間がかかるので、和もみ®ではスキルアップ講座、個別レッスンでも練習しています。
例えば、
「もっと強く」と言われたら・・
「ですよね~」
「けっこう硬くなっていますからね~全然、指が入っていかないですよ」
「徐々にほぐしていきますね。ほぐれてきたら感覚出てくると思いますよ~」
こんな風なやり取りをしていると、お客様も自分の身体に関心が向くようになります。
私のサロンに来ているお客様は、自らこんな風に言ってくれます。
「そう!そこなんだけど、硬いですよね~自分でも鈍くなっているのが分かります」
施術をしていると、
「あ、だいぶ感覚出てきました!さっきと違って奥の方まで響いてきます」
変化まで教えてくれたりします。
和もみ®でやりたいことは、「もっと強く」と言う強圧希望のお客様の、鈍くなった身体の感覚を戻していくことです。
もともと、強圧希望じゃなかったハズだからね。
戻してあげたい!
■強圧を否定しちゃダメだよ!
お勤めのお店の中で「強圧は良くないですよ」と言ったら、ダメですよ!
独立していたり、自分で好きに出来る場がある人は良いけど、伝え方は気を付けないとね。
そのお客様は、お店の看板で来ているワケだし、他のスタッフがやっていることを否定することにもなってしまいますからね。
お客様との向き合い方も、否定しない、押し付けない、尊重と信頼。
会話も施術の圧の入れ方も、考え方は同じですよ。
やりたいこと、できること、お客様が喜ぶこと、このバランスが大切♪
自分のことも、お客様のことも、大切にしてね^^
■おわりに:男性セラピストのお店へ行ってみて
先日、ずっと密かに気になっていた、男性セラピストだけのアロマサロンに行ってきました♪
あの『世界一のセラピスト川上拓人さん』のお店です。
もちろん、拓人さんはいませんが・・
男性セラピストだからこその女性への配慮
色々工夫されていて、なるほどー!すごい!でも、私ならこうするかな?
と勉強になることがたくさんありました!
男性セラピストのしっかりとした圧が気持ち良かったです^^
でも、和もみ®の圧の入れ方とは、やっぱり違うのよね。