和もみ®(やわもみ)セラピストの万里です。
「もっと強くして」
「そこをもっと押してほしい」
本当は違うんじゃないかな…?
そう思っていても、お客様に言われるとそれに応えようとしてしてしまう。
こんなに強くして大丈夫なの?
自分は、強いマッサージは苦手。
強もみに疑問や違和感があるけど…
どうやって伝えたらいいのかわからない…
そんなモヤモヤを解消するための、カウンセリング講座の実践編を開催しました。
今日は、
施術の技術と同じくらい大事な『お客様との会話』についてです。
お客様がセラピストとの会話で本当に求めていることは?

お客様からこんなことを言われたことはありませんか?
「もっと強くしてほしいんです」
「肩がつらくて…腰も痛くて…」
「30分で、全身ほぐしてほしい」
そんなとき、まずは施術の技術でできることを考えると思います。
例えば…
・しっかり押せるように頑張って圧を入れる
・お客様が言われた部位を丁寧に施術する
・短い時間でも全身に触れられるよう時間配分を工夫する
などなど。
施術の技術を磨いたり、お客様に合わせて調整する。
これらはもちろん大切です。
でも実は、お客様が“本当に求めていること”は、それではない場合もあるのです。
例えば…
「もっと強く」
→実は、痛いほうが効くと思って我慢していた
「肩がつらくて…」
→実は、原因ややってほしいところは別の場所にあった
「30分で全身」
→実は、30分で全身をやってもらえるものだと思っていた
もし。
こうした「すれ違い」があったとしたら、お客様の満足度に大きく影響しますよね。
だから、お客様との会話、言葉でのやり取りがとても大切!
声掛けして確認することで、お客様の本当の要望が明確に分かったら、焦らず落ち着いて施術できますよね。
これを読んで、確かに!そうだよね。
と理解はできると思います。
でも…
でも…
でも!
じゃあ、
実際にはどう聞いたらいいの?
どんな言葉で伝えたらいいの?
知りたいのって、悩むのって、ここですよね。
■セラピストさん!会話でこんな風に言ってみるのはどう?

なので、今日の講座では具体的なフレーズをお伝えしました。
例えば、
力加減を確認するときに、
「イタ気持ちいい、くらいでもいいですが、“あ~気持ちいい~”くらいでも十分にほぐれますよ」
目安をこんな感じで言ってみるのはどうかな?
30分のメニューで「全身お願いします」と言われたときに、
「30分だと、全身さらっとほぐす感じになりますが、60分あればしっかりほぐせますが。どうされますか?」
こんな感じに伝えて、お客様に選んでもらえるようにするのはどうかな?
施術後の次回提案をするときに、
「肩まわりはだいぶ緩みましたが、背中の方は奥の方が固いのがありましたね~
また凝って固くなってしまう前にほぐせたら、もう少し奥の方も緩んでいきそうですね~」
という風に、今日の変化を伝えてその先のことを伝えてみるのはどうかな?
などなど。
ああ!なるほど!
そんな風に伝えたらいいのね!
分かってくると、自分でも言葉やフレーズが浮かんでくるようになります。
コツは、具体的なフレーズにすることです。
■お客様との会話のためにセリフノートを作ろう!

スムーズに言葉が出てこない、後になってこう言えばよかった…と後悔する
そんな、お客様との会話が苦手だった私がやっていたのは、
『セリフノート』を作ることです。
これ、お勧めです!
シチュエーションに合わせて、フレーズを考えてセリフを作ってノートに書いていました。
担当したお客様との会話を振り返って、もっとこう言えばよかったな~と思ったことや、
先輩や他のセラピストさんの話を聞いて、私もそんな風に言いたい!と感じたこと、
などなど。
忘れないように書いておくのです。
そして、ひとりでそれをブツブツと言ってみる自主練習をして、
お客様に試してみて、振り返りをして、他のセラピストさんにヒントをもらったり…
そんな風にして、会話のパターンを増やしてきました。
施術の手技の練習と同じですね。
学んですぐにできるワケなくて、地道にコツコツ積み上げていくしかない!
でも、結果的にそれが近道だったりするからね^^
『セリフノート』
よかったら作ってみてください。
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