和もみ(やわもみ)セラピストの万里です。
さて、今日は、
「もっと強く」と言われたときの会話について。です。
「もっと強く」と言われると…どんな会話をしますか?

「もっと強くしてもらえますか?」
「もっと強くてもいいですよ!」
お客様からそう言われると、
「どうしよう…また言われちゃった><」
「精一杯やっているのに、どうしたらいいの?」
施術に自信がないと焦ってしまったり、手が痛いのに無理してしまったり…
そんな状況にも慣れてくると、こんな風にも思いませんか?
「でも、こんなに強くして身体は大丈夫なの?」
お客様が「そう!そこそこ~」と感じるポイントを捉えた施術、
強くしなくても満足感のある技術を磨くのも大切ですが、
今日は、「もっと強く」と言われたときに使える、
和もみ的【やわらかい会話術】をご紹介したいと思います。
■「もっと強く」と言われた時の和もみ的やわらかい会話術

会話の流れを3つのステップで紹介していきます。
ステップ①まずは受け止める
「やっぱり、強いのがお好きなのですね~」
「ぐーっと効いてる感じしますもんね!」
否定せず、一旦受け止めること。
こうすることで、お客様が安心してくれたり、少しずつ心を開いてくれたり、
ここから会話がはじまります。
ステップ②やさしく切り返す
「でも実は、強く押しすぎると筋肉が守ろうとして、余計に硬くなることがあるんですよ」
「長い目で見たときに、“強もみじゃないと効かない身体”になってしまうことも…」
お客様に「へえ、そうなんだ」と思ってもらえるやわらかい説明で、気づきのきっかけを作りましょう。
ポイントは“押しつけない”こと。
ステップ③想いを伝えて、提案する
「私としては、その場しのぎじゃなくて、根本からほぐれて楽な身体を一緒に作れたらと思っているんです」
「少しずつ、“強くなくてもほぐれる身体”にしていきましょうね」
「本来の感覚に戻れるように、コリの層を一層ずつほぐしていきますね」
セラピストの想いを込めた言葉は、必ず伝わります。
だってお客様は、私たちを苦しめたいのではないですよね。
身体を楽にしてほしい!心地いい時間を過ごしたい!と思っているはず。
なので、“強くしない”だけではなく、“未来の提案”をしていくことが大切です。
■実は、サロン勤めの頃の私も

「お客様にこんなこと言って、怒られないかな?」
「強くしないと、また指名してもらえないかも…」
「言いたいけど…どうせ聞いてもらえないよね~」
そんな風に思って、言えない時期もありました。
でも。
『伝えないまま』だと、いつまでもお客様の考え方は変わらない。
それって、私がなりたいセラピストじゃないよね?
そう思って、伝え方も施術方法も試行錯誤して…今に至ります。
まずは【一言だけ】でいい。
たとえば…
「実は、あんまり強いと筋肉が硬くなってしまうことがある(らしい)んですよ~」
「人によっては、強くしない方がほぐれたりする(らしい)んですよ~」
こんな風に、“ちょっとした身体の豆知識”を話す
誰かに聞いた風に“ふわっとやわらかい言葉”にする
ところから始めてみましょう。
最初から、うまく伝えよう、分かってもらおう、としないことです。
でも、あなたの気持ちを込めた一言は、お客様との関係性を変えるきっかけに必ずなります。
「気持ちよかった~」だけで終わらず
「またあなたにお願いしたい!」
「あなたに出会えてよかったー!」
と言ってもらえる関係を目指して、小さな一歩。
まずは【一言だけ】でも。
■オンライン質問会に来ませんか?

先週土曜日の午前中は、『オンライン質問会』でした。
神奈川、愛知、大阪、タスマニア!からもセラピストさんが参加してくれました。
出勤途中で画面も声も出せないけど、聞きたいことがある!とチャットで参加してくれたり。
とくに質問がないような方も、みんなでしゃべりしているうちに…
「あ!そうだ。この前こんなお客様がいて~」
「私もそういうときありましたよ~」
「なるほど!そういうやり方もあったんですね!」
自分一人では気づけないことに気づけたり、発見があったようです^^
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!!
7月は、
・3日(木)テーマは、独立や集客のこと
・22日(火)テーマは、施術や身体のこと
時間は、10~11時半です。
質問がなくても気軽に、何度でも参加してくださいね。
みんなでお話しましょう♪
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