手技の練習は「できる」と「つかむ」の違いがある!

和もみ(やわもみ)セラピストの万里です。

さて。今日は、
『できたらもう練習しないの?』

練習の目的には、『できる』と『つかむ』の違いがあるな~という話です。

手技はマスターしたけど、お客様の反応がイマイチ…お客様の反応を良くする方法ってあるのかな?

このような悩みをお持ちのセラピストさんへ。

手技の練習は「できる」と「つかむ」の違いがある!

最新版の基礎講座でも伝えている、和もみ®の基本手技。

和もみ®を学びに来なくてもいいから、これ意識してみるといいですよ。

手技のやり方を変えなくても、お客様に触れる感覚や、お客様の身体から伝わってくるものが変わりますよ!

1、触れる

  • やわらかい手をつくる
  • その手で身体の中に触れる

2、感度を上げる

  • ポイントをミリ単位で見つける
  • 身体の状態、感覚に合わせてほぐす

それができてから・・やっとこれを考えることができるのです。

3、施術の構成

  • ほぐす順番、手技の回数
  • メニュー時間に合わせた時間配分

ということを以前のブログで書きました。

どうしても多くの人が、手技の形や順番に、意識が向くようですね・・

出来なかったことができて、形が覚えられたら『できた!』と思えますもんね。

でも、この業界に20年以上いる私からすると、
「それはスタートラインに立てただけですよ。そこからだから!」と言いたい。

■手技のやり方や手順より大切なこと

ポイントを見つけるためにも、ほぐれたかどうかが分かるためにも、やわらかい手で身体の中に触れることが必須です!

手技のやり方や手順なんか(なんかっていいたら怒られるね・・)、一旦わきに置いて。

『触れる』

人の身体に触れることをもっと丁寧に、やわらかい手で触れる。

初めは意識しないとできないことが、繰り返し練習することで、意識しなくても『できる』ようになっていく・・

意識せずにやわらかい手で触れることができてきたら、身体の中をミリ単位で見ながら触れ、身体の反応を見ながらほぐしていく。

これも繰り返し練習です。

ここからは、『できる』ための練習ではなく、感覚を『掴む』ための練習です。

やわらかい手で、身体の中に触れていく。

やわらかい手で、奥にあるポイントや筋肉に触れていく。

そして。

お客様の要望、身体の状態、感覚、反応を感じ取りながら、手技をアレンジ調整していく練習です。

良い感覚だけでなく、ダメな感覚も、『掴む』ための練習も必要。

色んなお客様に対応できるように、色んな身体で練習して感覚を『掴む』のです。

この仕事を楽しく長く続けている人って、ここに時間をかけているんですよね。

これを『オイルマッサージ独立講座』と『もみほぐし独立講座』では、6か月かけてやっていきます。

手の形はこうして、ここに当てて、こう動かす。
立ち位置ここで、姿勢はこうして、1番目はココ、2番目はココを・・

そう言った教え方は、いたしません!^^

手技の形や手順を覚えただけで『できる』と勘違いしてほしくないから。

これからセラピストのなる方にも、すでに手技ができる方にも、

まずは、人の身体に『触れる』に意識を向けてみてくださいね。

和もみ®の基礎講座動画では、セラピストのあり方、基本手技の仕組みと手と身体の使い方を学ぶことができ。

1day講座では、実際に和もみ®の基本手技の『触れる』『見つける』『ほぐす』を体感したり練習したりしていきますよ。

和もみ®の考えに共感することがあるなら、ぜひ!学んでみてくださいね^^

■お客様に身体の変化を感じてもらう

今週は、ご来店7回目のお客様がいらしてくれました。

筋肉も脂肪もカチカチで、最初の頃は、気持ちいいのは感じられるけど、身体の変化はなかなか感じられない・・そんな方でした。

こんなけ固いと、強くしたくなるな~
オイルで流すときも、つい手に力を入れたくなる・・

そんな自分に気づきながら、やさしくやさしく・・やわらかくやわらかく・・

3回、4回目あたりから徐々に変化があり、今回は終わってから、
「ああ~なんか違う!今日はすごくスッキリしてます!」

こんな風に言っていました。

やっと自分の身体の変化を感じられてきたようです。

ふだんから身体への意識が、少しでも変わるといいんだけどね。。

やっている方としても、身体の変化を実感してもらえるって嬉しいね^^

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