和もみ®(やわもみ)セラピストの万里です。
今日は、少し長い話を書いてみようと思います。
セラピストという仕事を続ける中で、ずっと感じてきた違和感の話です。
うまくまとまるか分からないのですが、今の私の正直な気持ちを書いてみました。
よかったら読んでみてください。
私は、セラピストという仕事を20年以上続けています。
独立して19年。
長く通ってくださるお客様も増え、
5年、7年、10年とお付き合いが続く方もいます。
その経験をもとに、2017年から
セラピスト向けの講座を始めました。
テーマは、
「セラピストを長く続けること」
「強もみをしなくても選ばれ続けること」
自分の指や身体を壊さずに、
お客様と長く関われるセラピストを増やしたい。
そんな想いでした。
でも、講座を始めてすぐ、強烈な違和感にぶつかりました。
これじゃあ、ほぐれないですよね?と言われた時

やさしい圧を伝えたとき、受講生さんに言われた言葉です。
「これじゃあ、ほぐれないですよね?」
「確かに。これなら自分の指は痛くないし、
身体には負担はないけど、ほぐせないですよね?」
正直、戸惑いました。
あれ?
もしかして…
“ほぐれる”の意味が、私が思っているものと違う?
揉んだり押したりすることで、
筋肉を柔らかくすること?
硬さを潰して無くすこと?
私の考えは違いました。
触れることで、安心して、力が抜けていく。
やわらかい刺激が血流を促し、コリがゆるんでいく。
そしてその人自身が、自分の身体を感じるようになる。
すると、
気持ちが緩み、考え方が変わり、
身体がより良い方へ変わっていく。
私は、身体だけじゃなく、感情や思考も含めて触れている。
その人の存在に触れて施術をすることで、人は“ほぐれていく”
そう考えていました。
でも、多くの人は
「肉体をどうにかすること」を目的にしていた。
その差に気づいたとき、とても驚きました。
そのとき私は、一つの疑問を持ちました。
私たちは、本当に「人」をほぐしているのだろうか。
それとも、「体」だけを相手にしているのだろうか。
■セラピストさんから「接客業だから、要望には応えないといけませんよね?」

この言葉を聞いたとき、私はとても強い違和感を覚えました。
強くしてほしいと言われたら、強くする。
痛いほうが効くと言われたら、それに合わせる。
接客業だから、お客様の要望には応えないといけない。
そうしないと、また来てもらえないですよね…。
そう話してくれたセラピストさんに、
私はうまく言葉にできない違和感を感じていました。
もちろん、お客様の声に耳を傾けることは大切です。
でも私は、ずっと考えていました。
セラピストって、何をする人なんだろう?
言われた通りに応える人なのか。
それとも、
本当に必要なことを
一緒に探す人なのか。
その人がやりたいことを、
その人の身体ができるように、
そっと導く人なのか。
私は、
後者のあり方でこの仕事を続けてきました。
そして私は、
セラピストという仕事には
とても大きな価値があると思っています。
■リラクゼーションセラピストだからできること

治療家ではない。
エステティシャンでもない。
だからこそできることがある。
リラクゼーションのセラピストは、
「治す」ことを目的にしているわけではありません。
でも、だからこそできる関わり方がある。
人は普段、自分の身体を意識して生きていません。
疲れていることにも、
力が入り続けていることにも、
呼吸が浅くなっていることにも、
気づかずに過ごしています。
でも、誰かに触れられたとき。
「あれ?ここ固いですね」
「ここ、すごく力が入っていますね」
「どんな感じがしますか?」
そんな一言で、
初めて自分の身体に意識が向くことがあります。
自分では気づいていなかった身体の状態に、
気づくきっかけが生まれる。
それは、セラピストだからこそできることです。
だから私は思うのです。
ただ言われた通りにやるだけでは、もったいない。
リラクゼーションのセラピストは、
もっと価値のある仕事だと思っています。
身体に触れることで、
その人が自分の身体と仲良くなるきっかけをつくる。
そんな存在になれる仕事なのです。
もしよかったら教えてください。
あなたにとって
「セラピストの仕事」とは、どんなものですか?
