今日は、前回のブログ「施術時間が足りなくなってしまう」の続きとして、「分かっているのに、ついやり過ぎてしまう…」
その気持ちに向き合ってみたいと思います。
なぜ施術時間をオーバーしてしまうのか?

「まだほぐれていない気がする」
「もう少しやった方がお客様が喜ぶかも」
「自分の施術に自信がない」
こんな気持ちから、つい時間をオーバーしてしまうことはありませんか?
でも大切なのは、
『思い込みを変えること』
と、
『感覚を磨くこと』
です。
■セラピストの思い込みを変えること

私たちセラピストがつい持ってしまうのは、
- たくさん時間をかけたらほぐれる
- 固いコリが柔らかくなることが良いこと
- たくさんやったらお客様が喜ぶ
という考え方。
時間をかければかけるほど、ほぐれるんじゃないかと思って、ついつい予定をオーバーしてしまう…
触っていて「まだまだ固い…もっと柔らかくしなきゃ」と柔らかくなるまで触り続けてしまう…
あっちもこっちも色んな箇所を、時間より長くやった方が喜んでくれると思って余計にやってしまう…
こんな風に思っていませんか?
■セラピスト自身の感覚を磨くこと

でも、実際に施術をするときに大切なのは、
- ほぐれたことに気づけること
- ポイントを捉えられること
- お客様の感覚を感じ取れること
なのです。
例えば、
固いコリが柔らかくなるのではなく、本当にほぐれたときの感覚を知らないと、
「よし!次の箇所に移ろう!」という切り上げ時が分からないですよね。
そうなると、「もうちょっとやった方がいいかな?どうしよう…」と思っている間に時間が経ってしまう…
お客様が「そう!そこそこ~」と感じるポイントを素早く的確に捉えることができないと、
「どこかな?ここかな?ここもかな…」と、ほぐしてほしいコリをほぐせるまでに時間がかかってしまう…
この感覚を磨いていくことがとても重要です。
3つ目の「お客様の感覚を感じ取れること」。
これは、和もみならではの感覚かもしれませんが、
お客様の感覚を感じ取れるようになってくると、「あ、ここやってほしいポイントだよね!」というのが感覚で分かります。
全てではありませんが、「今、気持ち良さ感じられてるね!」「少しずつほぐれているの実感できてるね!」
という感覚も感じ取れるようになってくるのです。
そうなれば…
ほぐれたかな?満足してくれてるかな?と不安で時間が長くなってしまう…
そんなことがなくなりますよ。